どんなに勉強を頑張っていても、食事の時間やお風呂の時間など、勉強をしない時間もあります。ただ、絶対に合格したいという強い気持ちを持っている人は、こうした時間も勉強の時間にしています。多くの受験生が休んでいるであろう時間も、あなたは合格に向けて出来るだけのことをする必要があります。その積み重ねが本当に大きな差になっていきます。

まず、食事の時間はニュースを見る時間にします。僕は、食卓の近くにテレビがなかったので新聞を読みながら食事をするようにしていました。時事問題は入試問題ではよく出題されますし、小論文を書くためのテーマ探しにもなります。今であれば、スマホで過去のニュースを見ることも出来ますし、ラジオで聞いても良いと思います。食事の時間は、情報収集にあてましょう。

お風呂に入っている時も参考書を読むことが出来ます。耐水の参考書があるので、湯船に浸かりながら知識を覚えることが出来るんです。僕が使っていたのは、日本史の年代を覚えるものでした。年代を覚えるのはとても細かな作業ですが、休憩の時間に知識を覚えることが出来れば儲けたもの、くらいに考えて気軽な気持ちで読んでいました。

また、トイレにも参考書を持ち込んで勉強するのも良いと思います。僕は昔からトイレで漫画を読んでいたので、その習慣の延長線でトイレで勉強をしていました。トイレでは日本史の資料集を使っていました。もちろん必要以上に長くトイレにいなくても大丈夫です。

このように、隙間時間では考えることが必要な情報ではなく、年号や資料の名前など、暗記ものの学習が適しています。細かな箇所まで徹底的に覚えてくる受験生は多くないので、こうした時間で覚えた知識が差を生み出すことになります。「全ての時間を勉強にあてる」という考えを持っている人が合格します。

ただ、ここで気をつけて欲しいのは、睡眠時間を削ったり、息抜きの時間を0にした方が良いということではありません。睡眠時間は少なくとも7時間前後はあった方が良いでしょう。睡眠時間が短すぎると、日中に眠くなってしまいます。僕が意識していたのは、完全に集中して勉強できる睡眠時間を確保することでした。

また、息抜きの時間も1日に20分程度はあっても大丈夫です。この時間はゲームやSNSなどを開いてもOKです。息抜きが全く出来ないと、どんなにやる気があってもストレスを感じるようになってしまいます。うまく時間を調整して息抜きもしましょう。ただ、それら以外の時間は文字通り全て勉強に注ぎ込む、という意識で学習に取り組みます。

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