早慶に合格するためには、偏差値を70に上げることが必要です。偏差値を70にするめには、膨大な量の知識を覚えなければならないですね。英単語とか、日本史の人名・年代とか、覚えることは本当に膨大と言えるくらいあります。初めて参考書を見た時には、誰でもこんなに覚えられるわけないって思います。でも、それを覚えなければ結果に繋がりません。

僕も覚えるためには本当に苦労しましたが、最終的に行き着いたのが「1週間で1冊の参考書を繰り返す」という方法です。人間の脳は、物事を忘れるように作られています。翌日には前日に覚えた知識の8割を忘れると言われています。そりゃあ全てのことを覚えていたら大変ですから、いらない情報はどんどん忘れていくんですね。これまでにあった嫌なことも全て覚えていたらやってられないですもんね。

しかし、もちろん翌日以降も覚えている知識もあります。それは「生きていくために必要な知識」です。脳はあなたが生きることを最優先にして働いているので、生きるために必要なことは覚えていられるんです。そして、「何度も見た情報」は生きていくために重要な情報だと考えて、記憶に残すようになります。

僕は授業を聞いても全く覚えられなかったので、自分で勉強をしていくという方法で勉強していました。ですが、自分で勉強しても結局覚えていないということに気が付きました。そこで、何度も何度も繰り返し見ると覚えられるはずと考えて、1週間で1冊の参考書を繰り返すという勉強方法で進めていました。

例えば、200ページある本であれば、1ページから30ページは月曜日、31ページから60ページは火曜日、というように曜日によって学習するページを決めておきます。その曜日には必ずその日のノルマを勉強するようにします。こうすると、1週間後には同じ内容を勉強出来るので、段々と記憶に残りますし時間もかからなくなっていきます。

分厚い本も1週間で終わらせるように勉強していたので、最初は全く覚えられません。書いてある内容を理解することすらできません。それでも、5回くらい勉強すると少しずつ本が伝えたいことが分かるようになり、10回くらいやると7割くらいのことは覚えられます。僕はこの方法で勉強を続けて、1年間で50回以上繰り返した参考書もありました。英単語帳は100回以上繰り返したと思います。

この方法の良いところは、その日にやることがはっきりする、勉強する全体像が早めに分かる、ということです。その日にやることが決まっていないと、やる気に左右されて「今日は頑張らなくてもいいか」となってしまいます。そして、全体像が分かるとペース配分が分かります。「この量を覚えるにはこれくらいの時間が必要だ」と考えながら勉強ができます。全体像が見えないのに、勉強を進めるのは怖いですよね。

この勉強を淡々とこなしていると、膨大な量の知識もいつの間にか覚えています。満遍なく学習することが出来るので、抜けもありません。これが、偏差値70にも到達出来る暗記の勉強です。

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