頭では勉強しなきゃいけないと分かっていても、どうしても行動に移せない、集中して勉強が出来ない、という人も多いと思います。僕自身も同じように、本気で勉強と向き合えない時期がとても長くありました。勉強しようとすると面倒くささや不安な気分になってしまって、集中して勉強することが出来ませんでした。うだうだと過ごしている時間が、1年以上あったと思います。

そんな僕が、自ら毎日12時間勉強に取り組めるようになった考え方を紹介します。

まず、僕の場合は現役時代に不合格になった、ということが大きなきっかけでした。家族や友人には現役で受かるかも、と話していたので、不合格になった時にはこのままではみっともなくて生きていられない、来年は必ず合格してやるという気持ちがとても強かったです。高校の卒業式の翌日から、受験当日まで1日も欠かさずに12時間勉強するようになりました。

しかし、現役時代に不合格になった友人でも同じように取り組んでいる人は少なかったですし、一度不合格を味わうと全員が本気で勉強に取り組めるというわけでもないと思います。また、この文章を読んでくれている方の中には、現役で受かりたいと考えている方も多いと思うので、不合格にならずにモチベーションを書いてみたいと思います。

僕が頑張れた理由は「どんな犠牲を払ってでも合格したい」という切迫感を持てたことにあると思います。そういう気持ちになると、1日のうち少しでも多くの時間を勉強に使いたい、早く目標を達成したいという気持ちになれます。周りからは必死で取り組んでいるように思われていましたが、やっている側としては「これくらいの努力は当たり前」と捉えられるようになります。

そんな気持ちになれれば苦労はしない!それが出来ないから困っている!という声が聞こえてきそうですね。。それでは、どうすれば「どんな犠牲を払ってでも合格したい」という気持ちが湧いてくるのでしょうか?

それは、自分にとって最高の状態を具体的に想像することです。例えば、将来は弁護士になって事務所を持ちたい、航空会社に就職して海外に赴任したい、、などです。僕にとっては、慶應から外資系の投資銀行に就職して大きな仕事をしたい、ということでした。

将来の自分が住む場所、仕事の内容、働く環境、どんな人に囲まれているのか、といったことを想像するために情報を集めます。今の自分とは全く違う世界に行けるということを想像すると、大学受験は単なる通過点でしかない、勉強量では誰にも負けたくないという気持ちになることが出来たんですね。

想像する将来の自分の姿が具体的であればあるほど、その目標を達成した時の気分や表情、周りの人から祝福される言葉、自分の目から見える風景もイメージ出来るようになります。自分の心がワクワクすることを想像しましょう。何度も何度もその想像を繰り返していると「自分はこうなって当たり前」、「これを達成する以外に道はない」と思えるようになっていきます。

逆に言えば、こうした気持ちになれるまで無理して勉強をする必要はありません。苦しみながらや、誰かに言われてやる勉強は苦痛でしかないですが、自分の目標を達成するための勉強は本当に楽しいものになります。勉強に身が入らないという方は、自分が心から達成したいと思える目標を見つけて、それを達成した自分の姿を強くイメージすることから始めてみると良いと思います。

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