勉強を始めると、勉強に時間をかけることのデメリットや不安も感じるようになるかもしれません。例えば、ゲームや漫画など自分の好きなことに時間をかけられなくなったり、もし合格出来なかったらどうしようという不安が出てきますよね。また、これまで一緒に時間を過ごしていた友達や周りの人からはあなただけが勉強をすることに対して批判めいたことも言われるかもしれません。

何か新しいことを始めると、それによるデメリットや不安が必ず出てきます。ただ、僕はそうしたデメリットは全て無視して良いと思います。それらを気にしていたら、何も始めることが出来なくなってしまうからです。

人は、環境を変えることを嫌います。無意識のレベルで、これまで通りに過ごすことを選びたくなります。変化がない方が安心出来るからです。デメリットや不安のことを考えていると、これまで通り勉強しないことの言い訳に使ってしまうことになります。あなたが絶対に達成したい目標があるのであれば、これらのデメリットや不安は全て無視して目標を達成した時の姿、大学に通っている姿を想像しましょう。

勉強に時間を使うと、ゲームや漫画に好きなだけ時間をかけることは出来なくなりますね。しかし、当然ながら、これらは今後いつでも時間をかけることが出来ます。反対に、大学合格のために勉強するタイミングは今しかありません。社会人になってから大学に入学する方もいますが、仕事をしながら受験勉強をし、大学を卒業するのは容易ではありません。

もしあなたが合格に向けて全力で勉強に打ち込める状況にあるとしたら、それは今後の人生において非常に貴重な時間であると言えます。今は、勉強のことだけを考えていられる状況は今しかないのです。このチャンスを活かすも殺すもあなた次第です。僕は何年もコツコツと勉強することは難しくても、「勉強すべきタイミングで勉強に打ち込める人」になることはそれほど難しくはないと思います。

また、これまで一緒に遊んでいた友達からは、勉強することはかっこ悪いとか、抜け駆けしているといったイメージを持たれてしまうかもしれません。他にも、周りの人から「あなたにはその大学に合格するのは無理」のようなことを言ってくる人もいるかもしれないですね。

そうしたことを言われても、気にする必要はありません。なぜなら、人の批判をしている人は何もしていない人だからです。その人が何かに本気で取り組んでいるなら、他人の批判をする気持ちにはなりません。むしろ、応援してくれるはずです。批判をしてくる人たちの足元を見ると、進まずに止まっている人たちばかりです。そんな人達からの言葉に、あなたの意志をくじかれる必要はないのです。

そうは言っても、自分の心の中でも「もしかしたら自分には無理なのかもしれない」、「失敗したらどうしよう」という気持ちがあって不安に感じる時もあると思います。ただ、僕はそれを跳ね除けることが受験勉強で得られる大きな経験であると考えています。

「失敗したらどうしよう」ではなく「絶対に合格するためにはどうすればいいのか」を考えるようにします。そうすると、自分の個別の課題が見えてきます。例えば、「英文を読むスピードを1.5倍にするにはどうすればいいのか」「英単語を完璧に覚えるための工夫」「本番で緊張せずに普段の力を発揮する方法」など、自分の合格の可能性を上げるために考え抜くようになります。そうすると、段々と不安が自信に変わるようになり、それが結果となって表れます。自分の中に感じる不安を、伸びしろだと考えてみて下さい。

何をするにしてもデメリットや不安はついてまわります。そんな時は、デメリットや不安を気にしてしまうのではなく、目標を達成するという一点だけを見据えて突き進んで下さい。

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