親子で同じ方向を向くこと。

「勉強しなさい」は多くの家庭で交わされている言葉ですよね。親は子どものためを思って発している言葉でも、子どもたちはその意味を理解出来ません。

他にも楽しいことは沢山あるのに、なぜ辛くて楽しくない勉強をしなければならないのか？子どもたちがそう考えるのは、当然の気持ちだと思います。

ただ一方で、大人になって「もっと勉強すれば良かった」と後悔する人が多いことも事実です。子どもたちにそう思って欲しくないために、どうしても「勉強しなさい」と言ってしまうこともまた当然の気持ちだと思います。いつの間にか、子どものことを思っているはずなのに、対立が生まれてしまいます。

では、子どもたちが納得をして勉強に取り組むためにはどうすれば良いのか？

それは「一緒に頑張っていく」ことだと考えています。これはなにも、親が子どもたちと同じ内容の勉強をするということではありません。目標に向かって努力することが楽しい、誰かと一緒に頑張っていると力が出る、ということを子どもたちと共有することが大事だと考えています。

例えば、お母さんがいつも本を読んでいるからそれに影響される、お父さんが運動をしているから一緒にやってみるなど、「それをすることが当たり前で心地よい」という環境を作ることが出来れば、皆がハッピーですよね。お互いに励まし合うような、力を与え合うような関係が理想です。

一方的に「勉強しなさい」と言われるよりも、「一緒に頑張る」姿勢で接することが子どもたちの背中を押してくれる一番の方法であると信じています。そんな環境を、一緒に作り上げていきましょう。