本屋さんに行くと、参考書って本当に沢山ありますよね。どれを選んだら良いのか分からずに迷っている人もいると思います。僕は、参考書を選ぶ際には、なるべく厚いページ数が多い参考書を選ぶのが良いと思っています。薄い参考書では、せっかく勉強しても成績はあんまり上がりません!その理由を説明していきます。
当然、ページ数が多いほど1冊の本に載っている知識の量は多くなります。大学受験で偏差値を上げるためには、「他の人が正解出来ない問題に正解する」ことが必要です。特に早慶に合格するためには、10人の受験生がいたらあなた1人しか知らない知識を増やしていかなければなりません。そこで、厚い本で勉強してあなただけが知っている知識を増やしていきます。
もちろん、知識の量が多いからこそ勉強するのは大変です。分厚い本は、見るだけで勉強の意欲がなくなる、という人もいるかもしれません。それを解決するためには、繰り返すことを前提にして学習を進めていくと良いです。勉強の回数によって目的を変えます。
1回目の目的は「この本はどんな内容を扱っているのか」「覚えることはどれくらいの量があるのか」といったことを把握するためで大丈夫です。1回目から覚えることは不可能ですし、効率が悪いので、覚えることは必要ありません。1回目から覚えようとすると勉強が嫌になります。勉強した回数が増えると、自然と知識が頭に残るようになってくるので、その時に覚えることがストレスを少なく勉強するために必要なことです。
そして、2~3回目の目的は「学習のペースを掴むこと」です。僕は、どんな本も1週間で繰り返していくと良いと考えているので、そのためのペースを確立出来るように学習します。例えば、1日分のページ数が30ページだとしたら、それをこなすためにどれくらいの時間が必要になるのかを確かめるようにします。1日分の学習時間を把握することで、学習計画が立てられるようになります。
ようやく4回目以降で、しっかり知識を覚えるようにしていきます。4回目だと、なんとなく頭に残っている知識も出てくるようになります。ただ、4回学習しても覚えられないものがあって当然ですから、ここでの目標は「その日に学習したことは全て覚える」ということです。明日になったら忘れていても仕方がないですが、学習したその日のうちは全ての問題に正解出来る、単語の意味を覚える、という気持ちで学習していきます。
この学習を10回ほど繰り返すと、そこからようやく成績が上がるようになっていきます。そして、最終的には50回繰り返すとほとんどの知識を覚えることができ、偏差値も70に到達します。厚い本は最初はかなり大変ですが、後になればなるほど学習した効果が大きくなっていきます。これは、薄い本を何冊もやったのでは得られない効果です。
信頼出来る参考書を選んで、受験当日まで使い続けてみて下さい!