早慶の人気の学部は試験の倍率が10倍を越えることもあります。倍率が10倍と聞くと、10人に1人しか受からないなんて難しい。。と感じるかもしれません。数字上で考えると、早慶の試験では不合格になってしまう人が多いのは事実です。しかし、そんな試験でも受かる人は確かに存在します。10倍を越える試験でも合格するためには、どんなことを意識して勉強すればいいのでしょうか?
僕が意識していたのは「他の受験生との差を作る」ということです。自分が出来る限界まで勉強すればそれで良い、というのも確かにそうではありますが、一生懸命頑張ったのに結局不合格になってしまうかもしれません。10倍の試験でも確実に合格するためには、誰も知らないことを覚える、誰よりも時間をかけて勉強する、ということが必要です。
誰も知らないことを覚えるためには、多くの人が覚えるのを諦めてしまう大量の情報を覚えることをコツコツと続けていきます。例えば、僕は日本史の勉強をする時は用語集を使って勉強していました。用語集は辞書のようなもので、非常に情報量が多いです。一般的には、分からないことを調べるために使うものだと思います。しかし、早慶の過去問を解いてみると用語集から引用されているであろう問題がたくさんありました。
そこで、周りの受験生と差をつけるためにはこの用語集を読み込んで隅から隅まで覚えることをやろうと考えました。また、英単語帳も3冊覚えることにして、1つでも多くの単語を覚えることを意識していました。合格するために必要なことは、自分しか知らない情報を正確に覚えることに尽きます。
また、誰よりも時間をかけるということも必要です。早慶に合格するための勉強時間は高校入学後のトータルで4,000時間と言われています。僕自身の経験でもそうですし、早慶合格者の経験からやはり4,000時間前後の学習が必要だと考えています。
試験本番までに、あなたに残された時間を使って最低でもこの時間は越えるように学習しなければなりません。4,000時間を1年間で達成しようとしても、1日10時間以上の勉強が必要ということになります。1日に10時間の勉強を続けられる人はほとんどいません。逆に言えば、これくらい時間をかけて「誰よりも勉強した」という気持ちで努力をすれば合格は出来ます。時間をかけて何度も勉強すれば、誰も覚えてない知識を覚えることも出来ます。
早慶合格のために必要なマインドは「周りの受験生との差を作る」ということです。それは、あなたが合格する理由を自分で作り出す、ということです。ただ漫然と勉強をするのではなく、この意識で合格をつかみ取りましょう。