試験では1問でも多く正解できた人が合格します。それでは、試験で正解出来る問題を増やすためには何をすれば良いのでしょうか?考える力を付けることではありません。そうではなく、試験までにどれだけ同じような問題を解いて、試験に出る問題の答えを知っているかどうかが大切です。

試験に出る問題の答えを知れるわけがない、と思うかもしれません。しかし、過去問を研究すると分かりますが、多くの大学では同じような問題が出されます。解答が全く同じ問題も出されます。誰も知らない、見たことがない問題というのはほとんど出題されないんですね。中にはもちろん難問・奇問と言われる問題もありますが、さすがにそうした問題は正解出来なくても大丈夫です。

ほとんどの先生は「考える力をつけろ」と言います。答えを知らないことでも、「考えれば」答えが分かるようになると思っています。しかし、本当にそうなのでしょうか?考えるための知識もなく、方法も知らないのに、いくら時間をかけて考えても分かるはずがないですよね。自分で考えることは、ある程度知識を付けてから初めて出来るようになることです。

試験本番でも、考える力が問われるような問題も結局のところはその知識を知っていることが前提になります。それは、どの科目でも同じです。一見「考える力」がないと解けない問題も、それを考えるための知識がなければどうしようもありません。そして、試験では毎回同じような問題が出るので、必ずどこかで学習した知識を応用して解くことになります。ですから、試験までに「試験で出るかもしれない問題の答えを知っておくこと」が重要なんですね。

それを考えると、普段の学習では「自分の力で考えること」に時間を使うのではなくて、「考える力を付けるための知識を覚えること」に時間を使うべきです。考えるための知識がないのに、自分なりの解答を出すことに意味はありません。

普段の学習では、初めて解く問題は正解出来なくて当然と考えて、先に解説から読んで学習するようにしましょう。赤本を解く時も、最初は解説から読むことが大切です。解説で問題を解くための視点や知識を十分に身につけてから、その後に初めて自力で問題を解くようにしましょう。

このように効率よく学習を進めることで、問題に正解するためにはどのような知識が必要なのか、どういった箇所に注目すればよいか、を他の受験生よりも多く知ることが出来ます。そして、試験本番は過去に練習したことがある問題ばかりになりますから、合格出来ることになるのです。