勉強は何度も繰り返しが必要ですが、覚えた知識を忘れなくするにはどうすれば良いのでしょうか?僕は音を使って勉強することも取り入れていましたが、もう1つとても大切なことを意識していました。それは「脳に印象づけるように学習すること」です。印象づけて覚えた知識は、その後も忘れにくくなります。

僕は受験勉強を日本史の勉強から始めました。自分では何回も問題集を見て覚えたいたつもりでしたが、いざ模試や過去問を解くと全く知識が頭に残っていないことに気が付きました。2ヶ月くらい時間をかけて学習していたのに、本当に何も覚えていなかったんですね。見たことはあるけど思い出せない、答えを確認するとそういえば勉強した気がする。。そんな状態でした。

そのことに気がついて、知識を自分のものにするためにはしっかり工夫をして覚えていくことが必要だと感じました。どのようにするのかというと、「複数の項目はまとめて覚える」、「知識を結びつけて覚える」、「手を動かして書く」ということです。この3つの方法についてそれぞれ説明します。

「複数の項目をまとめて覚える」というのは、あなたも経験があると思います。例えば科学の時に「すいへいりーべー・・」というような覚え方をしましたよね。その方法を他の知識にも応用します。特に日本史では、改革の内容、将軍の名前、出来事の順番などを覚えます。

 

「知識を結びつけて覚える」ことは、簡単に言えばダジャレのような覚え方です。英単語ではoccur「起こる」という単語がありますが、「お母が怒る」と覚えていました。また、ダジャレだけではなく、ogligation「義務」という単語はスペルに「g」があるので義務の「義」と音が同じと覚えました。初めはこのように覚えているので少し意味を思い出すのに時間がかかりますが、だんだんと瞬時に意味が分かるようになります。

そして、古典的ですが「手を動かして書く」というのも有効な方法です。覚えるべき知識を自分の字で書くと、40%覚えやすくなると言われています。僕は、間違えた問題で覚えることを教科書に書き込んだり、英単語帳にもスペルを書き込んでいました。間違える度に5回書くと決めて練習していたので、最終的に単語帳は自分の書いた字で真っ黒になっていました。書かないでも覚えられる知識まで書く必要はありませんが、工夫して覚えたはずなのに覚えられないものは書くしかないと考えて手を動かしていました。

このようにして、その日に何を覚えられたのかをはっきり意識できるように学習していきます。なんとなく時間や数をこなせばいいと考えるのではなく、勉強した分の知識をその場で覚えるという意識を持っていきましょう。

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