勉強がしたくない大きな原因に、苦手科目の存在があると思います。得意な科目ならどんどんできるのに、嫌いな科目はやる気にならない。内容が頭に入ってこない。。この問題を解決する方法、あります。

私の場合は、古文が苦手科目でした。英語は将来的に役に立ちそうだし、日本史は用語を覚えるだけなので簡単です。しかし、古文の場合はどう考えても役に立ちそうにないし、読解のルールを覚えてもトリッキーな文章ばかりです。やってもできるようになる気がしない。

そこで、まず考えたことはストレスを無くすことでした。

現代語訳を先に読む。問題は解かない。

古文の勉強で大きなストレスになるのは、そもそも内容が理解できない、ということです。そこで、そのストレスから逃れるために、初めから内容を把握しておけば良いのだと考えました。解説の現代語訳を読んでしまおうと。

そうすると、昔の人がこんな文章を書いていたんだなとか、昔の人の考え方がなんとく分かってきます。内容を把握した後で、古文の本文を読んでいきます。そうすると、ところどころ分からない箇所はありますが、なんとなく読めている感覚を得ることができます。

また、参考書に載っている問題も初めから解くことはしません。せっかく考えたのに不正解だとストレスになるからです。初めて見る問題なのに、正解できる方がおかしいです。なので、現代語訳を見るのと同じように、先に答えを見ておきます。

そうすることで、内容が分からない、問題に間違えるという大きなストレスをなくすことができました。

それで力は付くんですか?

ここで感じるのが、この疑問でしょう。それってやる意味ありますか?力は付くんですか?、と。もちろん、私は意味があるしこの方法で力が付いたと思っています。

まず、やる気になります。自力で解こうとしたら、そもそもやる気にならずに手を付けられません。まずここで大きな意味があります。そして、この方法でも知識はついていきます。先ほども書きましたが、初めて見る問題は正解できなくて当たり前だと考えています。問題を解くのにも、前提となる知識が絶対に必要です。

なので私は、「まずは自分で考えてみろ」という方法が嫌いです。知識がなければ考えることすらできないのに、どうやって考えれば良いのでしょうか。まずは、やる気になる方法で、効率よく知識を増やしていくことが優先です。考えるのは、その後で良い。

問題を解くのは3周目から

1周目は、解説も答えもどんどん見て進めていきます。問題を解くことなんて全くしません。そして、2周目も同じように取り組みます。1回見ただけでは、まだまだ考えるための知識はつきません。しかし2周目は、3周目を見据えて理解することを意識します。そして、3周目からは答えや解説を見ずに問題を解きます。以下に流れをまとめます。

・1周目の目的 「ただ読む」

ストレスなく学習を進め、参考書の全体像を把握する。どれくらいの分量なのか、どんな難易度なのか、どれくらい時間がかかりそうなのかを把握する。見たことがないページをなくす。理解はしようとせずとにかく1周目を終えることを考えて、2周目に繋げる。

・2周目の目的「少し理解する」

2回目なので、全体像はなんとなく分かる。だから、効率よく進む。参考書の使い方も分かってくる。1周目は解説を読んでもよく分からなかったが、読むのが2回目なので理解できる箇所も出てくる。それを、3周目で正解できるように覚えておく。

・3周目の目的「ちょっと自力で解く」

3周目は答えや解説を見ずに、普通に問題を解く。2周目までで覚えた知識があるので、正解できる問題も少しある。ただ、まだまだ正解率は低いし、理解できない箇所もある。少しでもそうした問題が理解できて、4周目に正解できるようにさらに理解を意識する。

音声教材を使う

苦手科目克服のために、もう一つ私が大切だと考えていることは音声教材を使うことです。古文の単語は、どうしても覚える気になれませんでした。そこで、古文の単語は音声教材を使って覚えました。

音声教材は、ただ再生さえすれば後は勝手に頭に入ってきます。特に努力をする必要がありません。通学中とか、運動中とか、そうした時間にただただ聞いているだけで覚えられてしまうんですね。なので私は、古文の単語を覚えるのに「努力をした」という感覚がありません。

これまでこうした教材を使ったことがない人は、手を出しづらいかもしれません。しかし、耳を使って覚えるのは本当に効果的です。一番分かりやすいのは、九九ですね。九九の練習は、言う回数が増える度に確実に覚えられましたよね。10回やったらその分覚えますし、100回やったらさらに覚えます。ただただ回数を増やすだけです。そうすれば、耳に残っていますよね。

歌詞も、文章にしたらとても暗記は無理なのに、歌ってみると自然と口から出てくると思います。耳に残す方法は記憶をするためにとても有効です。

古文以外でも使えます

今回は例として古文について書きましたが、もちろん他の科目でもこの方法は使えます。大切なことは、ストレスをなるべくなくした方法で、回数だけを考えて淡々と取り組むことです。これまで生徒たちと話す中で感じるのは、苦手科目は練習時間が少ない科目でしかない、ということです。

嫌いだから苦手なのか、苦手だから嫌いなのか、順番は分かりませんが、確実に言えるのは苦手科目は練習してない。だから、まずはその科目の練習をする気にならないといけません。初めから正解することなんて考えずに、まずは我慢して参考書を1周読んでみる。1周できたら2周目もできる。10周したら今より少しは知識が増えるだろうと考えてみて下さい。

苦手科目は、これまで練習していなかっただけです。

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