大学受験には膨大な知識を覚えることが必要ですね。そのために私は、全ての参考書を1週間で1周する、という方法で取り組んでいました。なぜこの方法にしたのかというと、勉強の大きな問題点はせっかくやったことを忘れてしまうことだと考えたからです。
例えば、学校のテストを思い出してみて下さい。テスト範囲が指定されて、その範囲を勉強しますね。でも、次のテストが来るころには前回のテスト範囲の内容は忘れてしまっています。覚えては忘れ、また覚えては忘れ、を繰り返し、ほとんど意味のない勉強になってしまうんですね。
そうではなくて、せっかく時間をかけて勉強するなら、次に繋げたいですよね。本当に覚えた、理解した、使える知識になったと自信を持って言えるようにするには、最低でも10回は繰り返す必要があると思います。私のモットーは、5回で理解、10回で定着です。
参考書は7等分する
では、具体的にどうやって進めるのかというと、まず初めに参考書を7等分します。140ページなら20ページずつ、350ページなら50ページずつです。それぞれに、月、火、水、木、金、土、日と曜日を書いておきます。
そして、その曜日に7等分の1つに取り組みます。やることが決まっているので、何をやるか迷うことがありません。説明を読んだり、問題を解いたり、とにかくその日に決まったことをやるまでは、勉強を終わりにしないようにします。
この、毎日やることを決めておくことがとても大切です。今日は沢山やろうかなとか、今日はちょっとだけとか、やる気に左右されると勉強の質が日によって変わってしまいます。毎日一定の質を保つことが大事なんですね。
この方法の問題点
私はこの方法で取り組むのが合っていましたが、問題点があります。初めは全く覚えられないということです。それはそうですよね。普通の授業であれば何ヶ月もかけて進める内容を、1週間で終わらせるからです。1周目、2周目が終わっても、ほとんど知識は増えません笑
ただ、その問題点は初めから分かっていたことでした。最終的なゴールを思い浮かべると、その問題点はクリアすべき通過点だと考えていたんですね。もっとダメなのは、ゆっくり時間をかけて進めていって、1周が終わった頃に前半の内容をすっかり忘れていることです。こうなるのがもっとダメだと思っていたので、最初は覚えられなくても気にしませんでした。
何事も3ヶ月
ようやく内容を覚えてくるのは、3ヶ月が経つ頃です。3ヶ月は12週間なので、参考書を12周したくらいです。膨大な情報だとしても、さすがに10周以上取り組めばそれなりに覚えた知識が増えてきます。ちなみに、筋トレの効果を感じるのも3ヶ月目くらいです(余談)。
あなたも、大好きな漫画とかアニメとか、何度も何度も見たものがあるかもしれません。ものすごく長くても、5回、10回と繰り返していけば、丸暗記できるんじゃないかというレベルになってきますよね。それと同じです。10回やったら、嫌でも覚えます。
この頃はまだ、覚えている内容にばらつきがあると思います。参考書の前半はよく覚えているけど、後半はあんまり覚えてないとか。でも、ゆっくり進める方式に比べれば、全体の定着度はかなり良いと思います。ゆっくり進める方式だと、逆に前半を全て忘れているとか、まだ全体像が見えないとか、大きな問題を抱えることになります。
好循環に突入
10周以上繰り返していると、段々と理解度も上がり、スピードも早くなっていきます。こうなると、余裕が生まれてきます。理解が浅い分野は他の参考書にも取り組んだり、弱点を補強する時間ができてきます。
新しい参考書に取り組んでも、受験に必要な内容はだいたい同じです。なので、大変さが2倍になるなんてことは全く無く、むしろ覚えなきゃいけない内容はごくわずかです。そのため、勉強がとても楽になります。
これを、3冊、4冊、、と増やしていくと、弱点はなくなっていきます。その度に、これまで勉強した内容のおかげで、楽になっているのを感じます。どんどん好循環が生まれているんですね。
最終的には50周
1年間はおよそ50周あります。なので、この方法で勉強を続けていると、50周繰り返した参考書ばかりになります。すると、どうなるか。飽きます。飽きるほど勉強することになります。
これは、ネガティブな意味ではなくて、本当に全ての知識を吸収した状態です。せっかく勉強したのに、覚えていない問題があったら意味がないじゃないですか。1冊の参考書から、全ての知識を吸収するまで、飽きたと言えるまでやりましょう。
この状態になれば、苦手な単元があるとか、前半が得意とか後半が得意とか、そんなことにはなりません。全部得意になります。全体を満遍なく覚えられていて、分野ごとの知識の繋がりもしっかり分かっています。
受験は本当にシンプル
私は、勉強する時間も内容も決めていたので、日々淡々と決まったことをやる、それしか考えていませんでした。それを続けていたら、自然と結果もついてきました。なので、受験は本当に、本当にシンプルなものだと考えています。
5回で足りなければ10回、それでも足りなければ20回、と自分の行動を数値で把握することができます。やる気に頼らずに、仕組みを作っていたイメージです。あとはただ、それをやるかやらないかですね。