では、具体的にどうやって勉強習慣なしから12時間勉強するようになったのかをお伝えします。
①いきなり全力でやらない。まずはスタートすることだけを考える。
②徐々に時間を伸ばす。スライトエッジの考え方。
③決まった時間にやる。もう辛さは感じない。
というステップを踏んでいきます。
①いきなり全力でやらない。まずはスタートすることだけを考える。
これまで説明してきた通り、まずはこの考え方が大事です。マラソンでも、登山でも、初心者がいきなり全部やったら挫折するに決まっています。まずやることは、道具を揃えて、近所を散歩することです。トップランナーからしたら笑われる程度のことですが、ここを通過しないと始まりません。
勉強なら、まずは机に座るだけでいい。机に座って、漫画でも雑誌でも読むことから始めましょう。スマホをいじるのは良くないと思います。勉強はしなくてもいいですが、何かしらの文字を読むことをやった方が良い。どうしても本が読めない、という人はスマホでSNSでも大丈夫です。ただ、それをずっとやっていてもダメなことは当たり前ですね。あ、でもスマホで勉強動画を見るのはOKです。
まずは30分、机に座って本を読みましょう。それができたら、次の日は1時間にします。また次の日は、休憩を挟んで1時間を2回やります。そして次の日は、1時間半を2回にします。ここまで継続すると、漫画を読むことにも飽きます。さすがに飽きます。そう感じたら、参考書を読みましょう。
②徐々に時間を伸ばす。スライトエッジの考え方。
では、いよいよ勉強に取り組んでいきます。まずは、1時間。この時、内容が頭に入らなくても大丈夫です。まずは1時間だけ、参考書を読むことに挑戦してみて下さい。せっかくやったんだから内容を覚えたい、という感情は捨てましょう。
そのように負荷をいきなり高めてしまうと、やりたくなくなってしまいます。内容が頭に入らなくても、「勉強をした」という事実が大切です。頭に入るのは、何回も何回も反復した後です。私の場合は、50回は同じ参考書を繰り返しました。50回に到達するには、49回目が必要です。49回目に到達するには48回目が必要です。。これを遡れば、1回目が必要になりますね。0と1は全く違います。1回目は、2回目に繋げるためだけに存在します。
ここで、スライトエッジという考え方を紹介します。スライトエッジとは、小さな差が大きな差を生み出す、というよくある考え方です。塵も積もれば山となる、をカッコよく言っただけです。はい。
ただ、この考え方は本当に馬鹿になりません。先程も書いた通り、50回に到達するためには、1回目が必要です。何千時間の学習も、1時間の積み重ねの結果です。富士山だって、小さなツブツブの集合です。だから、ちょっとでも改善する、ちょっとでも昨日より時間をかける、1問でも多く問題を解く、これらの結果が何度も何度も繰り返されたら、ものすごい大きな差になります。
この考え方を大切にして、徐々に勉強時間を伸ばしていきます。1日の中で、1時間の勉強を何回取れるか、ということを考えましょう。1日3,4時間勉強できるようになったら、次は2時間連続で勉強します。2時間というまとまりが、私には合っていました。慣れてくると、1時間だと短いんですね。12時間勉強するためには、1回1時間だと12回必要です。でも、2時間ならそれが6回になります。1日の中で、6回頑張ればいいです。
③決まった時間にやる。もう辛さは感じない。
ここまで、12時間勉強するための準備をしてきました。では、いよいよ12時間に挑戦しましょう。2時間を6回で12時間に到達します。さらにそれを4時間のまとまりで考えて、午前4時間、午後4時間、夜4時間です。頑張る回数がさらに3回に減りました。
| 7:30~9:30 | 勉強 |
| 9:30~10:00 | 休憩 |
| 10:00~12:00 | 勉強 |
| 12:00~13:00 | 昼食 |
| 13:00~15:00 | 勉強 |
| 15:00~15:30 | 休憩 |
| 15:30~17:30 | 勉強 |
| 17:30~18:30 | 夕食 |
| 18:30~20:30 | 勉強 |
| 20:30~21:00 | 休憩 |
| 21:00~23:00 | 勉強 |
このスケジュールでやっていました。休憩長い、というツッコミもあるかもしれません。。ただ、集中して2時間勉強するために、私にとっては必要な休憩でした。
で、休憩長いと言っても、このスケジュールを見た方は、さぞ苦しんで勉強していたんだろうと思うかもしれません。ところが、これをこなしている時は全く辛くありませんでした。本当に。これをやるのが当たり前だったんですね。なぜならば、前日もやっていたからです。そして、その前日もやっていたからです。あなたが毎日のスケジュールをこなしているのと同じように、これをやるのが当たり前と感じていました。
私が伝えたいのはここです。いきなり12時間やれ、と言われても無理でしたが、段々と時間を伸ばすことでそれができるようになりました。そして、それを継続している時は辛さはなく、むしろ結果が出ることで楽しさの方が大きかったと言えます。自分には努力が継続できない、意志の力が弱い、と諦めてほしくないんですね。やってみたら、意外と楽しいし結果も出るよ、ということを伝えたいです。
大切なことは、初めからこのスケジュールだったのではないこと。初めは、机に座って漫画を読んでいました。そこから、ちょっとの改善を積み重ねていきました。段々と高い山に登れるように、マラソンで走れる距離が伸びるように、無理なく12時間できるようになりました。あとは、淡々とそれを続けるだけ。意志の強さが必要なのではなく、心身を慣らしていっただけです。