英語の参考書で有名な本に、「NextStage」という参考書があります。略してネクステです。
ネクステを英語の参考書に選んだあなた、大正解です。
ネクステを完璧に覚えれば、英語を勉強する上での基礎からちょっとした応用問題は完璧に解けるようになります。
受験英語のどんな長文でも絶対にスラスラ読めるようになると断言します。
ネクステ50周で偏差値は70になる
参考書は、1冊を完璧に覚えるまでやり込みます。
問題集や参考書に書いてある一字一句には全て意味があります。
意味のないことは書いてません。それを全部覚えるまでやるんです。
結局、書いてあることを自分のものにして覚えられるかっていうのが受験勉強の全てです。
ネクステのような知識を覚える系の参考書は、どれだけ繰り返したかがめちゃくちゃ大事です。
講義の実況中継みたいな本は、覚えるよりも考えることが多いですよね。
そういう本は多くても3回くらい繰り返せばいいでしょう。
でも、ネクステは覚えることが1,500個くらいあります。
これを3回とか5回とかで覚えられるわけがないんです。
完璧にしようと思ったら、30回〜50回くらいの周回は必要になってきます。
ネクステを完璧に覚えたら、英語の偏差値は70越えるポテンシャルはあります。
ネクステを繰り返す期間
では、どのくらいの期間でネクステ1周を終わらせればいいのかというと、1週間で1周です。
ネクステは大きく分けて、文法、語法、イディオム、会話、発音アクセントに分かれています。
その中でも、まず取り組むべきなのは文法と語法です。文法と語法で1000問ありますが、この1,000個の問題を7日間で割って、1日に150問解いていきます
1週間で1周を繰り返し、少なくとも20周はやってみて下さい。そうすればネクステに書いてある知識は、隅から隅まで完璧に覚えることができます。
やり始めはゆっくりでOK
そんなにできわけないだろって思いますよね。
はい、ネクステを1週間で1周できるようになるためにまずは準備期間が必要になります。
ネクステを始めたばかりの人は、まずは10日間で文法と語法を終わらせてみてください。
2週間だと最初のほうにやったことはすっかり忘れてると思います。
10日間だったら、ギリギリ初日にやったことのうち1個くらいは覚えているんじゃないでしょうか。
だから、まずは10日です。
最初にやるときは説明が難しくて納得できないことだらけです。
だから、1回目は何も考えなくていいです。ただ机に座って見るだけで大丈夫です。
とにかく10日間で文法・語法を1回見たことがあるという事実が重要なんです。
1回見てしまえば、内容は覚えていなくても2回目以降がめちゃくちゃやりやすくなります。
せっかく苦労して1回読んだんだから、ムダにしたくないっていう意識も生まれます。
だから、1周目は2周目以降のためにとにかく意味わかんくても読むんです。
途中で心が折れそうになりますが、継続すれば必ず成績は上がっていきます。
あなたが踏ん張ってやり続ければ、周りの人は勝手に勉強をやめていってくれるので、最初は全然できなくても数ヶ月続けるだけで圧倒的な力をつけることができます。
ネクステ2周目は納得するまで時間をかける
さて、10日後に文法の頭に戻ってきます。
ここからがホントのネクステとの戦いが始まります。
ネクステの解説は簡素です。読んでも意味分かる人は少ないです。
僕は誰にも質問できない宅浪という暗黒コースだったので、ネクステを解読するのがめちゃくちゃ大変でした。
ただ、自分で解読して一つ一つ答えを納得するまで考えたからこそ、その後の応用問題も分かるようになったと思っています。
ここで重要なのは、解説を見ずに答えを考えるんじゃなくて、解説を読み込むことです。
自力で答えを考える時間は全くムダです。
解説に書いてある文字の意味を考える、覚えることに労力を使いましょう。
なんでここは関係代名詞じゃなくて接続詞なのか?
⇒そもそも接続詞ってなんだ?
⇒主語と動詞の働きってなんだ?
⇒文型にはどんな意味があるのか?
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全ての問題で答えが1つになるまで考えるんです。
これが重要です!!
最初はものすごく時間がかかりますが、
・なぜこの選択肢が正解なのか?
・なぜこの選択肢が不正解のなのか?
解説を読み込んでから、すべて考え尽くしてください!!
イディオムは別物として覚える
文法と語法の1000問を10回くらい繰り返したら、イディオムも覚えていきます。
イディオムは全部で500個くらいのっています。
その500個を、1日50個に区切って10日でやってみてください。
イディオムを覚えるには、声に出してみて1ページ覚えたら、日本語を隠して意味が言えるか?を確かめます。
10日でイディオム1周×2
5日でイディオム1周×4
3日でイディオム1周×6
↑をやれば、3ヶ月でネクステのイディオムは完璧になるでしょう。
英語の偏差値を上げるにはイディオムも必須ですので絶対に取り組んでください。
ネクステを10周する毎に偏差値は5上がる
ネクステは3回やればいいよとか、そんなことを言ってる人がいたら何の意味もないと思ってください。
ネクステを10周やって、せいぜい偏差値アップは5くらいです。
偏差値50から70を目指すなら、40周やらないといけないです。
40周もやれば、本は書き込みだらけでボロボロになっているはずです。
他人が見たら可哀想な見た目のネクステになっています。
そこまでやって、ようやく勉強した成果がでるんです。
10回以下しかやっていないのに「ネクステ覚えられない」「難しい」と言っている人はまだスタートラインに立っただけですからね。
安心してください、50回やれば絶対に覚えられますよ。
受験というのは結局、他人が知らないことをどれだけ知っているか、他人よりもどれだけ突き詰められるか、が勝負です。
ほとんどの受験生は、ネクステを含む参考書を3回くらい勉強すれば満足すると思います。
しかし、他の人がやっていることと同じでは全く意味がありません。入試本番で、他の人が知らないことを自分だけが知っている、という状態にする必要があります。
そのために必要なことは、結局はどれだけ勉強時間を積み重ねられるかです。他人が寝ている時に自分は寝ずに、頑張ることしかないんです。受験生が合格を掴むために必要なことは、勉強に対するメンタル・考え方です。