英語のイディオムを覚える練習、取り組んでいますか?
単語に加えてイディオムも覚えないといけない、、非常に大変ですよね。しかし、コツを掴めばネクステのイディオムも全て完璧に、しかも短期間で覚えることができると思っています。
私がイディオムを覚えたのは、「NextStage」という参考書に載っているものを覚えるところから始まりました。
イディオムはなぜ覚えにくいのか?
まず、なぜ「イディオムは覚えにくい」と感じる人が多いかについて考えてみましょう。
これを考えることがしっかりとイディオムを覚えていくための取っ掛かりとなります。
イディオムの覚えにくさは、前置詞のイメージをしっかりと身につけていなから、ということが理由になると思います。
例えば、known toとknown forという2つのイディオムがありますね。
known toは「~に知られている」、known forは「~で知られている」という意味です。知っている人からすると簡単ですが、まだ覚えていない人は結構多いと思います。
knownという単語は同じなので、違いを作っているのはtoとforの前置詞ですね。
toは方向を表していて、forは理由を表しています。toには「方向(~に)」を指す使い方があることは誰でも分かると思いますが、forで「理由(~で)」を表すことができるというのはまだ知らない人もいると思います。
このように、前置詞が変わると意味が大きく変わってしまうことがあり、そしてそれがよく出題されます。
それに対処するためには、まず前置詞が持っているイメージを抑えておかないとだめです。イディオムを覚えようとする前に、前置詞の意味がよく分かっていない人はまずはそこから勉強するべきですね。
遠回りに感じられますが、前置詞の意味を知っているとイディオム以外でも必ず役に立ちます。
前置詞の勉強をするためにうってつけの本があります。僕はこの本を読んで、それまで何となくで読んでいた前置詞のイメージがはっきり分かるようになりました。前置詞の理解に革命を起こしてくれる本です。
ネイティブはこう使う!マンガでわかる前置詞 [ネイティブはこう使う!] |
前置詞の理解に少しでも不安がある人は、ぜひこの本を読んでみて下さい。
ネクステのイディオムの効率的な覚え方 【声に出す】
前置詞を覚えていない、という問題が解決したら単純に声に出して覚えていきます。
何かを覚える時には「思い出すきっかけ」を作ることが大事です。というかそれが全てです。
ただ単に眺めていても覚えられるはずがないので、声に出して覚えることが一番です。
声に出すには、目で見て、脳が認識し、口を動かし、それを耳が聞き取ります。この流れを常に繰り返していることで、問題を見たときには体が自然に反応するようになります。
逆に言えば、体が勝手に反応するようになるまで覚えないといつまで経ってもスラスラと英語が読めるようにはなりませんし、イディオムの問題が出された時に回答に時間がかかってしまいます。
ネクステのイディオムを覚える時は、1ページに載っている英語と日本語を両方声に出します。
大きな声でなくてもいいので、自分の耳には届くような声量で何度も言ってみて下さい。そして、日本語と英語をそれぞれ隠しても日→英、英→日で1ページ分が全て言えるようになるまで繰り返しましょう。
ネクステのイディオムの効率的な覚え方 【1日100個やる】
そして、声に出して覚えることと同じくらい大切なのが毎日どのくらいの量を取り組んでいくか、ということです。
ネクステのイディオムは全部で500個くらい載っていますが、それを毎日100個ずつ覚えていくんです。そうすれば、5日で1周することができ、覚えている割合がどんどん上がっていきます。
500個もあれば、普通は10個ずつくらい覚えていこうという考え方になるのではないでしょうか。
そのやり方だと、全て見終えるのに50日かかりますね。でも、そんな覚え方は全く意味がありません。50日後に最初にやったものを覚えていられるわけがないんです。
1日に100個(5日で1周)ずつ見ていけば、50日で10周することができます。同じ時間をかけて覚えたとしても、このように広く何回も繰り返して覚えたほうが絶対に記憶に残ります。
50日取り組めば、ほとんどのイディオムが覚えられるはずです。ちょっとずつ進めて、やったものを端から忘れていくという進め方は絶対にやらないでください。時間の無駄です。
根気が必要な作業ですが、やればやるほど毎日の時間は短くて済むようになっていきます。ネクステのイディオムは声に出して5日で1周を繰り返す、このやり方を続けてみて下さい。