■意志の強さ、に頼っていては上手くいかない

このデータが物語るように、「家で一人で努力を継続するのはとても難しい」と、私たちは考えています。人間の意志の強さなんて、風が吹けば飛んでしまうような頼りないものです。

反対に、やめたいと思ってもやめられないものってありますよね。スマホ、お菓子、ゲームなどなど。。やりたいと思っていることは続けられないのに、やめたいと思ってることは続いてしまう。なんて悲しい生き物なんでしょう。

これらの原因は、ドーパミンにあります。続けたいと思っていることはドーパミンが分泌されづらく、やめたいと思っていることは簡単にドーパミンが分泌されるのでやめられません。

だから、意志の強さの問題ではないのです。続ける仕組み、楽しくなる仕組みがあるかが重要です。

「どうして勉強しないといけないの?」はお決まりの疑問ですが、「どうしてゲームをしないといけないの?」という質問はこの世に存在しないですよね。だってそれ自体が楽しいからです(ゲームをしなければならない場面があまりないとは思いますが)。では、これを逆手に取ってドーパミンの力を続けたいことに取り入れたらどうか?学習をしている時に、ドーパミンがでる瞬間を設計したらどうか?そう考えて学習に取り組んでもらったところ、「勉強が楽しい」「もっと続けたい」という声を本当に沢山聞くようになりました。

これまで通りの学習の取り組み方では、勉強が嫌いになってしまうのも仕方がないと思います。しかし、学習の仕方を工夫をすることで、子どもたちは勉強を楽しむことができるようになります。だから、私たちは「勉強が嫌いな子はいない」、あるのは「勉強が嫌いになるやり方」だと考えています。

 

■志青塾の学習は、小さなガッツポーズが出る

志青塾の学習は、PCやiPadを使って個別に進めます。複数人に向けた一斉授業は行いません。そのように学習することで、一人ひとりに合ったちょうど良い学習ができるようになりました。他にも、PCを使った学習にはメリットが沢山あります。

やらなければならないと分かっているのに続かないこと、やめたいのに続けてしまうことの大きな違いは、その場ですぐに結果が分かるかどうかです。PCやiPadを使った学習は、問題を解いた瞬間にすぐに「正解」または「不正解」というフィードバックがあります。そうすると、学習にメリハリが生まれます。自分の行動と画面の反応が対応していることで、脳内の報酬系が刺激されドーパミンが分泌されます。簡単に言えば、試してみてくなる、ということです。正解できた時、課題のテストをクリアできた時、子どもたちは小さなガッツポーズをしながら学習しています。

これまでの学習では、先生の話をずっと聞き続けたり、自分のレベルに合っていない内容に取り組んだり、大量の宿題をこなしたりというものでした。これでは、学習が嫌いになってしまうのも仕方がないと思います。志青塾の学習は、これらの方法とは真逆を目指しています。

■勉強が嫌いな子、はいない

問題を目の前にして手が止まる子、問題を開くことすら嫌がる子。確かに、そんな姿を見ることもあります。

しかし、彼らは「勉強が嫌い」なのではありません。ただ、「分からない」から、どうすることもできないだけです。たとえば、「直線は180度」という基本知識がなければ、角度の問題など手も足も出ません。知識がなければ、考えることすらできないのです。

だから、その子に合った問題を順番に学習してもらうことが大切です。そのために「9割できるけれど、少しだけ間違える問題」を解いてもらいます。すると、子どもたちは自然に問題に向かうようになります。勉強が嫌いなのではなく、自分に合っていない問題が嫌いなだけなのです。ゲームも、スポーツも、勝てるから楽しくなりますよね。理不尽に負け続けていたら、嫌になるのは当たり前です。それは、勉強でも同じです。

このようにして取り組んでいくと、子どもたちは自然と勉強が得意になっていきます。できなかったところをなくし、できるようになるまで繰り返す。やがて、意識しなくてもできる「無意識のレベル」に到達します。それが成長です。

そして、得意になった結果、勉強が好きになります。また挑戦したくなります。すると、勉強がもっと得意になってもっともっとやりたくなります。「最初から勉強が好きな子」は多くありませんが、志青塾でこのステップに沿って学習すれば学習が好きになっていきます。「勉強しなさい」というのは大人の敗北を認めたような言葉です。やらせる、やらされる、そんな勉強が楽しいはずがありません。

得意になったから好きになる。好きだからもっと得意になる。この学習の好循環を生み出していくことが、私たちが実現したいことです。勉強が嫌いな子なんていない、そう確信しています。

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